
先日、「いのちの食べかた」という、現在劇場公開中のドキュメンタリー映画を見ました。けっこうよかったので少しだけ紹介したいと思います。
監督はオーストリアのドキュメンタリー作家、ニコラウス・ゲイハルターさん。「いのちの食べかた」は邦題で、原題は「われらの日々の糧」。2年の歳月をかけて、ヨーロッパの大規模な食料生産や加工の現場を取材し、私たちがいつも口にしている食物がどのように生産されているかを描いたドキュメンタリーです。
単館系のドキュメンタリー作品なんですが、けっこう間口はひろい感じがしました。まず「食」というのが、多くの人々にとって身近に感じられる事柄であるし、またこの作品はナレーションや字幕が一切ないので、ある種のイデオロギーを押しつけられるようなうざったさがなく、ありのままの情景を見て、自由に感じる事ができるし、淡々と綴られていく映像は、非常に美しく切り取られているし、なぞかけのように展開していく構成にも、ぐいぐい引き込まれていくし、なにより被写体となっているものが、なかなかショッキングであるし、とにかくまぁそんな感じで面白い光景が次々と展開していくので、けっこう多くの人々の関心を惹き、かつ楽しませる事のできるなかなか希有な作品であるように思いまいました。
とてもおすすめな作品です。
いのちの食べかた (公式HP)