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グイン・サーガとは栗本薫によるヒロイック・ファンタジー小説で、
正伝130巻外伝21巻に及ぶ大長編小説です。

私はベルセルクの三浦建太郎さんがグインのファンだったことで、
2001年頃から読み始めていました。

グイン・サーガは2009年、栗本薫さんがすい臓がんのため死去し、
未完成作品となっています。

そして作者逝去後、五代ゆうさん、宵野ゆめさんの二作家により、
続編が刊行されるという運びとなっております。

パロの暗黒 五代 ゆう(著)

サイロンの挽歌  宵野 ゆめ(著)


遅まきながら、グイン・サーガ131巻「パロの暗黒」(五代ゆう著)を手にし
読み終えたところですが、

意外にもなかなかに衝撃的でした。

というのも誰かが書いてくれるならどんな展開でも受け入れようという心づもりでいたにもかかわらず、私はどこか無意識にも、続編というからには、栗本薫の夢の続きが見られるのではないか、という淡い期待を胸に抱いていたようです。

そして、その想いはバッサリと切り捨てられました。

あとがきを読み終えて、五代ゆうさんの想いに触れ、
それは至極ごもっともだと思った次第です。

端的に言うと「栗本薫のコピー」として歩くことは不可能であること。
そして「自分のグイン」を書くしかないということ。

改めてグインのwikiを見ていみると、

”絶筆部分以降のプロットは残っておらず、今後の展開のための覚書のみが残されているという。つまり全ては栗本の頭の中だった。”

とありました。もともとそういうスタンスだったにしろ、おそらく後続の作家のためにプロットを残すつもりはなかったのでしょう。

つまりは好きにお書きなさいと。

それにしても131巻の展開については正直複雑な心境でした。
五代ゆうさんは「栗本先生なら絶対にやらなかったことをあえてすること」を一つの決意表明とされていましたが、
まさに絶対にやらなかったことをあえてしております。

そこに手を付けるか普通、、という感じです。

この話を受けるにあたり、恐怖に近いプレッシャーを感じている
とあとがきに書いてありましたが、にも関わらず、その火中の栗をひろうのかと。

私が受けた衝撃は、話の展開がというよりも五代ゆうその人に衝撃を受けたというのが正しいのかも。

宵野ゆめさんのグインはまだ読んでないので、
また違った印象を持つかもしれませんが、

ただ、こういう複雑な気持ちも含めて、やっぱり嬉しいですね。
五代ゆうさん、宵野ゆめさんお二方に心からの感謝を。
この物語の行く末を楽しく見守らせて頂きます。

そして栗本薫のグインは終ったんだなと、
はっきりきっぱりと自覚し、少し切なくしんみりとしました。


くちびる

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